章17

実践書

第十七章 知らせを解く方法

教本の対応: 教本『大自然の法則と人間の使命』第十七章「知らせを解く方法」(図33〜図37)

法則を頭で知っても、目の前の一つの苦を前に「これをどう扱うか」が身につかなければ、生活は変わらない。扱い方は、理解する・解く・さとるの三つの作業である(教本 第十七章)。本章は、この三つを日々の暮らしで行い、その体験を書き残すための章である。

凡例: 【原典】=原文のまま・出典つき/【説法】=説法の日付と題つき/【言及】=説法と原典の関係(● 語が一致 ○ 内容が近い ◇ 説法のみの言い方 ◆ 使い方が違う)/【実践】=日々の気配りと実践(案)/【私の体験】=書き手が書く

節070 はじめに ── 三法印

教本の対応: 第十七章 冒頭「この章がなぜ『実践の要』か」・図33

【原典】「一、(すべての事象は神佛に)させられている。二、(神佛からの意図があり)知らせの解明。三、(神佛にその意味を問う)ご神示による解明、行動。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「さとりの検証」・当来佛の三法印

【説法 2026/9/28「自分の持つ感情を、隠していますか?」】(自分の怒り、落ち込み等、負の感情については、「知らせ」として、直ぐにご神示で解く)

【言及】● 「知らせ」「ご神示」は原典の語(『實踐哲学の学び(その2)』に「知らせ」230件)。感情を知らせとして扱う筋は、三法印の二・三と同じ。

【実践】三法印の一・二・三を、一日の中で一度ずつ口にしてみる(させられている/知らせの解明/ご神示による解明、行動)。

【私の体験】

手がかりの問い: この章を読み始めた日と、いま自分が抱えている一番大きな「苦」(出来事)を、評価を入れずに一行で書く。

日付:   出来事:

節071 第一の作業 ── 理解する(苦を、自分に向けられた合図と受け止め直す)

教本の対応: 第十七章「第一の作業 ── 理解する」・図34

【原典】「われわれの周囲で発生する事故、事件、病気、不和などの「苦」、生活上の不都合な事象、現象が、神佛からの知らせである。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「苦は知らせ」

【原典】「また「嫌だな」「おかしいな?」と、心で思う状況も知らせである。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「苦は知らせ」

【原典】「個人の身体に起こる眠気、しびれ、痛み、病気などの様々な現象や、心の怒り、あせり、いらいらした気持ちや勘違いなど。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』「苦は知らせ」

【説法 2026/8/13「ベクトルは、常に自分に向ける?」】自分がすること(業)で、全ての現象に関わり、災害に遭わされたり、見させられ、聞かされているのであるから、常に「知らせ」の解き方のベクトルは自分自身(心)に向け、変わるために一つ一つ「知らせ(出来事)」に向き合うことである。

【言及】● 「知らせ」は原典の語。◇ 「ベクトル」は原典に0件(説法のみの言い方)。原典で自分に向ける筋に近いのは、三法印の一「させられている」。

【説法 2026/4/29「『教え』は深く、終りはない」】大自然は言う、「汚れを持たない心を持つのは難しいが、そのように思った時に『これは知らせだ!合図だ!』と考えられ、その意味を解けるのが学びの成果であり、「観応」を受けることにより、感情を抑えて頂いているのである

【言及】○ 『實踐哲学の学び(その2)』「苦は知らせ」の「心で思う状況も知らせ」と内容が近い。同じ説法の「感情を抑えて頂いている」は、「感情を抑え」が原典に0件(説法のみ)。

【説法 2026/4/3「一言が、運命の分かれ道?」】家族(主人、妻、子供)が風邪を引いた、それを見て「知らせヨ!」「悟りなさいよ!」と、上から目線でやってしまう。

【言及】● 「上から目線」は原典『心掛け』161〜162頁付近に在り、「教えてやるという「上から目線」…は、もう止めよう」と戒める。知らせは自分に向けて受け取るもので、他人へ言い渡すものではない、という点で重なる。

【気を配る】腹が立つ・不機嫌・イライラが出た時を、「合図が来た」と数える。
【実践】反射(「運が悪い」「あいつのせいだ」)を一呼吸止め、「自分に向けられた合図だ」と受け止め直す。身体の不調(眠気・痛み・息苦しさなど)も知らせとして扱い、診察・薬の要否を伺い、受診を優先する。
【実践】戒め: 家族や他人に「知らせだよ」「悟りなさい」と言わない(4/3)。

【私の体験】

手がかりの問い: 今日、反射的に外へ投げた出来事は何か。それを「自分に向けられた合図」と受け止め直した時、何が変わったか(変わらなかったか)。

日付:   出来事:

節072 第二の作業 ── 解く(御意趣を読み解く)

教本の対応: 第十七章「第二の作業 ── 解く」・図35

【原典】「知らせには(神、佛の)御意趣、意図が有り、御意趣を知るためには、『ご神示』が欠かせず、(神、佛から)ご神示で解けば、苦の意図が分かる。意図を知ればお任せが出来、善い様(如意)になり、そうすると(心が平静になり)涅槃寂静になる」

── 『實踐哲学の学び(その2)』

【原典】「知らせがあった状況、場所、名前、数字、雰囲気、相手の人物等から、連想を生かして合図の意味を解く。」

── 『ご神示』

【説法 2026/3/29「気付いた時にご神示!」】あなたは、そのように丁寧に「ご神示」をして、「知らせ」の意味を解いていますか?

【言及】● 原典の語・筋と一致(御意趣を知るためには『ご神示』が欠かせず)。

【説法 2026/8/29「諦めたら、変われない!」】そこで、好き、嫌いを感じた時、何の知らせか?また「怒」が心に湧いた時、何故なのか?そしてすぐ反応すべきかどうか?の「ご神示」が必要になるのである。

【言及】○ 『實踐哲学の学び(その2)』「苦は知らせ」が「心の怒り、あせり、いらいらした気持ち」を知らせとする点に近い。◇ 「すぐ反応」「反応すべき」は原典に0件(説法のみの言い方)。

【説法 2026/6/26体調が、感情と関わっている?】まず、自分の体調に気を付ける、「不摂生」「不調」という知らせを解く。

【言及】○ 『實踐哲学の学び(その2)』「苦は知らせ」の「眠気、しびれ、痛み、病気」に近い。◇ 「不摂生」は原典に『証言録』1件のみ(入信の動機の語りの中で、知らせの文脈ではない)。

【気を配る】知らせが来た「状況・場所・名前・数字・雰囲気・相手の人物」を、その場で一行メモする。
【実践】すぐ反応する前に「何の知らせか」「すぐ反応すべきか」をご神示で伺う。解け切れない時は、絵姿を頂く・法座で問う(一人で決めつけない)。体調の日は、身体(形而下)の処置と、なぜ今かという問い(形而上)を両方行う。

【私の体験】

手がかりの問い: 私は何をご神示で伺い、何を手がかり(状況・場所・名前・数字・雰囲気・相手の人物)に解いたか。解け切れたか、残ったか。

日付:   出来事:

節073 第三の作業 ── さとる(解いたことを実行する)

教本の対応: 第十七章「第三の作業 ── さとる」・図36・図37

【原典】「「さとり」としたのは、さとりには「解、悟、覚」と段階があるからである。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』

【原典】「この「解、悟、覚」のさとりの段階は、順番に来るものでもない、進んで来るといきなり覚のさとりになる場合もある。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』

【原典】「一、苦が改善する。痛み、苦しみ、病状が和らぐ、治る。二、問題の対象者、相手の態度が変化する。三、物事の状況、事業等の事態が改善する。四、予期しない善い事が起こる。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』第三章「知らせが解けたら」

【説法 2026/8/13「ベクトルは、常に自分に向ける?」】しかし、知らせを知った、解いただけでは、各自が実践しないと救われない。

【言及】○ 原典の三法印の三は「ご神示による解明、行動」で、行動までを含む。教本 第二十四章「実行が条件である」に通じる(教本は原典ではない)。

【説法 2026/6/10「反省」したことを、いつの間にか忘れていませんか?】知らせを解いて実行した者だけが、得られる「奇跡」という成果(精華)である。

【言及】○ 原典「知らせが解けたら」の四つ(苦が改善…予期しない善い事)に近い。◆ 「奇跡」の語は、原理原則では第2部「新興宗教の共通特性」(142頁)と批判の原因(143頁)に出る。説法は、解いて実行した成果の意味で使っている。

【気を配る】解いて「分かった」で止まっていないか。実行が一つも無い知らせは、まだ解けていない。
【実践】その日に解いたことを、小さくても一つ行いに移す。数日後に、原典の四つ(苦・相手・状況・予期しない善い事)のどれが動いたかを見る。数の多少では測らない。

【私の体験】

手がかりの問い: 実行したこと。その後に現れた変化(苦・相手・状況・予期しない善い事のどれか)。何も変わらなかった場合は、そのことも書く。

日付:   出来事:

体験の書き方

体験の書き方(一件ごと): 日付/出来事(評価を入れない)/知らせと受け取ったか/ご神示で何を伺ったか/さとり(解・悟・覚)/実行したこと/その後。

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