章8

実践書

第八章 人間の業 ── 宿命と運命

教本の対応: 教本『大自然の法則と人間の使命』第八章「人間の業 ── 宿命と運命」(図19)

人は、前世の業の報果として「宿命」を持って生まれ、その枠の中で、心掛けと行い(運業)によって変わる「運命」を運んで歩く。第八章は、宿命・業・因縁・運命・使命(天命)を、原理原則を主に、原典と説法で確かめる章である。宿命(変えられない枠)と運命(変えられるもの)を分けて受け、運命から逃げず、運ぶ。宿業を、本人や家族を責める材料にはしない。

凡例: 【原典】=原文のまま・出典つき/【説法】=説法の日付と題つき/【言及】=説法と原典の関係(● 語が一致 ○ 内容が近い ◇ 説法のみの言い方 ◆ 使い方が違う)/【実践】=日々の気配りと実践(案)/【私の体験】=書き手が書く

節037 宿命 ── 生まれた時に持つ「命」

教本の対応: 第八章「宿命 ── 生まれた時に持つ『命』」

【原典】「あらゆる万有、万物は、総て前世の所行の「因縁」による報果として、現世に生を受けた時に「命」を持っている。これを、「宿命」という。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」54頁

【原典】「爾後、所行と周囲の環境によって変化する「運命」を持つ。運命は、未来の宿命を決める「因縁」である。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」54頁

【原典】「「命」とは、神の指令、命令、指示の意味を持つ。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」〈命〉55〜56頁

【原典】「「宿命」は、前世の「宿業」の繰越であり、変更は出来ない。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」〈宿命〉58頁

【説法 2026/6/6(土)「信」を掴めば、人の心も分かる?】宿命(性別、環境、能力)は、前世からの業の結果で、良い宿命、悪い宿命とあるが、他人との比較は必要でなく、今世の自分の解決課題として取り組む。

【言及】● 「宿命」「宿業」は原典の語(説法337本中、「宿命」44本・「宿業」3本・「前世」15本)。説法は、宿命(性別・環境・能力)は前世からの業の結果で、他人との比較は必要でなく、今世の自分の解決課題として取り組む、と言う。

【説法 2026/8/10「宿命は、家族(自己の住位)と生きる」】自分の宿命(宿業)の下に、宿命(宿業)に合ったような、父母、祖父母を与えられこの世に誕生した。

【言及】● 「宿命」「宿業」は原典の語。説法は、自分の宿命(宿業)に合ったような父母、祖父母を与えられて誕生した、と言う。

【気を配る】宿命(性別・家・環境・能力・体質)は、変更できない前世の繰越。他人と比べず、「今世の自分の課題」として受ける。
【実践】変えられないことを一つ書き、「これが今世の自分の枠」と受ける一行を添える。受け入れられない日は、そのまま「まだ受け入れられない」と書く。

【私の体験】

手がかりの問い: 自分の宿命(家・環境・体質)として受けていることは何か。受けとめ方は、いつから、どう変わったか。

日付:   出来事:

節038 業 ── 身・口・意の行い、宿業と運業

教本の対応: 第八章「業 ── 身・口・意の行い」

【原典】「宿命は、「宿業」によって決まる。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「宿命」56頁

【原典】「宿業とは、宿命を生む過去の原因、因縁を作る「業」のこと。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「宿業」56頁

【原典】「宿業とは、過去世の業。宿命とは、過去世の業の報果の結果。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「宿業と宿命」59頁

【原典】「業とは、身と口と意の行いのこと。善悪の報いを引き起こす行いのことで、全ての報果の因、原因である。」

── 『心掛け』「因縁と業」

【原典】「過去世の業が「因」で、今世の過去の業が「縁」で、現在の「果」がある。」

── 『心掛け』「因縁と業」

【原典】「そして、今日の業が明日を創る。」

── 『心掛け』「因縁と業」

【原典】「運命=宿命(宿業)+運業(今世の未来のこと)」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「運命」56頁

【原典】「「運業」とは、身、口、意の三業の所作。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「運命」56頁

【説法 2026/9/25「あなたは、実践しますか?」】私たち誰もが、考えること、思うことは、前世で経験してきた「宿命」の中の性質・性格、環境が下地になり現れている。

【言及】● 「宿命」「前世」は原典の語。説法は、考えること、思うことは、前世で経験してきた「宿命」の中の性質・性格、環境が下地になり現れている、と言う。

【説法 2026/9/20「実在する」と心にありますか?】学ばない生き様は、自分の業のままで、自分の周囲の人(家族、兄弟)を見れば自分の業の度合いを知ることが出来る。

【言及】● 「業」は原典の語。説法は、学ばない生き様は自分の業のままで、周囲の人(家族、兄弟)を見れば自分の業の度合いを知ることができる、と言う(「身、口、意」「運業」の語は、説法に0件)。

【気を配る】前世の業(宿業)だけが人生を決めるのではない。今日の身・口・意の行い(運業)が、明日を創る。宿業を理由に、今日の行いを諦めない。
【実践】今日の身・口・意の行いのうち、明日を良くするために一つだけ変える(例: 返事の言葉遣い)。夜、変えられたかを一行書く。

【私の体験】

手がかりの問い: 「今日の行いが、明日を創る」と実感した出来事は何か。

日付:   出来事:

節039 因縁 ── 絶てないが、償える。因縁を運ぶのが運命

教本の対応: 第八章「因縁 ── 絶てないが、償える」「運命 ── 宿命に、今世の業が加わる」

【原典】「因縁を絶つ、または切るとよく言うが、因縁(もと)を切る事は出来ない。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「因縁を絶つ」55頁

【原典】「過去の因縁を消すことは出来ないが、償うことは出来る。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「因縁と償い」55頁

【原典】「人は、色々な因縁(宿命)を貰って生まれるが、この因縁をいかに運ぶか(これが運命である)である。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「因縁を運ぶ」55頁

【原典】「因縁という荷物を車に積んで歩くことが、運命。この運命を神佛のお力を頂き、善い方へ変えていくのである。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「因縁を運ぶ」55頁

【原典】「「運命」は、「心掛け」「所行」によって変化する。また、変更可能なものである。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」〈運命〉58頁

【原典】「運命を変えるには、自分が努力し、正しい信仰により、大自然のお力を頂くかどうかである。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「運命の流転」56頁

【原典】「「親が悪いことをすれば、悪い子を送り、子に因果が報うように神佛は見せられるが、それは戒めのため。」

── 『心掛け』「因縁と業」(当来佛)

【原典】「死んだときに決算はできている。」

── 『心掛け』「因縁と業」

【原典】「黒字の子は、黒字の家に生まれる。赤字の子が、赤字の家に生まれる」

── 『心掛け』「因縁と業」(当来佛)

【配慮】この言葉を、子の資質や境遇(障害・病気・貧しさ・不登校など)を、親や本人の悪行の結果と決めつける材料にしない。「赤字」「黒字」は、善い・悪いの評価ではなく、因縁の貸借の言い方である。原典は、この前後で、「元の因縁を、善くすることはできる。悪い因縁は、神佛に善い方に転換していただくのである」と言う。

【説法 2026/4/13「罪は償えるが、消すことは出来ない」】要するに、罪は消えない、罪は償うことしか出来ないのである。

【言及】● 「償い」は原典の語(「因縁と償い」)。説法は、罪は消えず、償うことしか出来ない、と言う(題「罪は償えるが、消すことは出来ない」)。原典の「過去の因縁を消すことは出来ないが、償うことは出来る」と同じ向き。

【説法 2026/6/8「する?」のも「しない?」のも自分!】大自然は言う、宿命は変えられないが運命は変えることは出来る。

【言及】● 「宿命」「運命」を分ける言い方は原典(「宿命は…変更は出来ない」「運命は…変更可能」)と同じ。説法は、宿命は変えられないが運命は変えることは出来る、と言う。

【説法 2026/5/5「あなたは、変れていますか?」】大自然は言う、「自分の感情の持ち方に気を付け、言い方(言葉遣い)、態度(顔の表情)、目の動きなどを変えるだけで、運命は簡単に「善」に変えられるのである」と。

【言及】○ 原典「運命は、心掛け、所行によって変化する」と近い。説法は、感情の持ち方・言い方・態度・目の動きを変えるだけで、運命は簡単に「善」に変えられる、と言う(原典の「努力」「功徳を積む」より、軽い言い方)。

【気を配る】因縁(過去)は消せないが、償える。償いは、「謝れば善い」「お金で償えば善い」で終えず、相手の心に何が必要かを考える。運命は、変更可能である。
【実践】償いたいことを一つ思い出したら、①今できる小さな償い(言葉・行い)を一つ決める ②大自然に問う(ご神示)。罪悪感で自分を責め続けない。

【私の体験】

手がかりの問い: 償いたかったことと、今できた小さな行いを、一つ書く。

日付:   出来事:

節040 宿命と使命 ── 運命から逃げず、運命を運ぶ

教本の対応: 第八章「宿命と使命・天命」「運命から逃げず、運命を運ぶ」・図19

【原典】「宿命の中に、「使命」が含まれている。運命の中にも、即、使命がある。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「宿命と使命」57〜59頁

【原典】「「天命」は、大自然から与えられている使命、役、巡り合わせ、さだめである。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」〈天命〉57〜59頁

【原典】「天命は、すべての人に与えられているが、知っている者は少ない。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「天命を全う」57〜59頁

【原典】「2.過去の総決算が、今世における宿命である。これはどうにもならないが、未来世はどうにでもなる。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「運命、めぐり合わせ」57頁

【原典】「運命は、はこぶ。自らが運ばねばならぬ、原因は自分が作る。運命から逃げるより、運命を打開する努力をせよ。」

── 『諸法の原理原則』第3章「万有、万物の性質」第四理「万有、万物に宿命と運命がある」「運命、めぐり合わせ」57頁

【原典】「「善い人が、悪い結果をもらい、悪い人が良い結果をもらうのは何故か?」

── 『心掛け』「因縁と業」(当来佛)

【原典】「人間の目と神佛の目とは価値観が違う」」

── 『心掛け』「因縁と業」(当来佛)

【配慮】この答えは、他人を「悪い人」「報われるはずの人」と裁くための物差しではない。人間の目と神佛の目とは価値観が違う、と原典自身が言う。自分の苦しい状況を、「自分は悪い人間だからだ」とも、「他人が悪い」とも、決めつけない。

【説法 2026/9/2「自己の住位」の意味とは?】「宿命」は、この世に存在する限り変えることが出来ない、それは生がある限り付き纏って逃れられないのが「自己の住位」があり、その位置が「分」であり自分の役目・役割を果たす使命の場でもある。

【言及】● 「宿命」「住位」「使命」は原典の語。説法は、宿命は生がある限り逃れられず、「自己の住位」があり、その位置が「分」であり、自分の役目・役割を果たす使命の場でもある、と言う。

【説法 2026/5/4「役目・役割を果たさなくてはならない?」】それは各自が一生を通じて果たさなくてはらない役目・役割(天命)なのである。

【言及】● 「天命」は原典の語(説法337本中3本)。説法は、各自が一生を通じて果たす役目・役割(天命)だ、と言う。

【気を配る】宿命の中に使命がある。使命は大きさを比べない。運命から逃げず、「自分が運ぶ」と置く。運ぶとは、無理に背負うことではなく、できる範囲で一歩ずつ進めること。
【実践】今日、自分の役目(家・職場・会)を一つ果たす。果たせない日は、休むことも運び方の一つ(体調優先)。

【私の体験】

手がかりの問い: 「これが自分の役目かもしれない」と感じた経験は何か。その時、どう動いたか。

日付:   出来事:

体験の書き方

体験の書き方(一件ごと): 日付/宿命として受けたこと(評価を入れない)/今日の身・口・意で変えたこと(運業)/償いとして行ったこと/運命を運ぶために、できる範囲でしたこと/「私はこのように学びました」の一文。

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