教本『大自然の法則と人間の使命』
第二十六章 義・徳・善──社会に尽くす心
凡例:金枠=原典(暗記対象・出典付き。主に『心掛け』『実践』に依る)/灰枠=〔編者注〕・譬え・具体例(原典の言葉ではない)/〔出典:…〕=地の文中の典拠。教義は不変、原典は実在テキストからの引用のみ。
義(ぎ)とは何か
義とは、自分の損得に関係なく「するべきことをする」「してはならないことをしない」という正しい行為をすること。
羊を合字としており(美・善も同じ)、羊とは従順で命・身体のすべてを人間のために提供する動物だ。義とは社会・公共に奉仕する行為を指す〔出典:心掛け「義」〕。
自分の利益を度外視して、するべきことをするのが義だ。
【原典】義=羊+我 『心掛け』
「義とは、自分の都合を後にして、社会公共の役に立つこと」「我が身を犠牲にして、公共に尽くす」
── 出典:心掛け 第一部「恩」(義・義務)
徳(とく)を積む
徳とは、法則を行う・道を行うことであり、至善の心がけだ。その因は「善」である〔出典:実践/心掛け〕。
【原典】徳=道を行う 『実践』
「功徳を積んで、ご利益がある。功徳は労働、ご利益は給与」(当来佛)
「功徳の功とは、いさお、てがら、わざ、はたらき、巧みに自分の力を使う。徳とは、法則を行う、道を行うこと」(当来佛)
── 出典:実践「ご利益と功徳」
徳を積む具体的な行為:
- 先祖・神佛への礼拝・供養
- 困っている人を助ける
- 社会公共のために奉仕する
- 恩を知り、恩に報いる
- 不遇な立場の人のために動く
徳は目には見えないが、確実に「守護」として返ってくる。
【原典】徳 『心掛け』
「小さな善の積み重ねが、徳になる」(当来佛)
「陰徳は、陽徳にまされり」「陰徳は、孫に出る」(当来佛)
── 出典:心掛け 第一部「恩」(徳・陰徳と陽徳)
善(ぜん)の意味
「善」の文字は羊を含む合字で、善とは「社会公共に役に立つこと」だ。
善の規準は「法・時・所・才に適うこと」──法則に従い、タイミングを外さず、場所をわきまえ、相手の状況に合わせること。
自分が「善かれ」と思ってした行為でも、これらを外すと善い結果にならない。逆に、表面的には「良くない」と見えても、法・時・所・才に適っていれば善い結果を生む。
【原典】善 『心掛け』
「為さねばならないことをする」「言う」「考える」「為した方が善いことをする」「言う」「考える」「為せば成ることをする」「言う」「考える」(当来佛)
「自分で善の基準を作ることはできない」——善悪は「衆中の個、連の個として、社会に対する影響の良否をいう」(当来佛)
── 出典:心掛け 第一部「恩」(善・善と悪)
義・徳・善の三つを並べて、図56に示す。
図56の読み方
図56は三段に読む。一段目は三つの字で、義・美・善は、いずれも「羊」を合字としている。羊とは従順で命・身体のすべてを人間のために提供する動物だ。義は「義とは、自分の都合を後にして、社会公共の役に立つこと」、徳は「功徳を積んで、ご利益がある。功徳は労働、ご利益は給与」「徳とは、法則を行う、道を行うこと」、善は「社会公共に役に立つこと」である。二段目は善の規準で、「法・時・所・才に適うこと」── 法則に従い、タイミングを外さず、場所をわきまえ、相手の状況に合わせる。善悪は「衆中の個、連の個として、社会に対する影響の良否をいう」。三段目は、徳は目には見えないが、確実に「守護」として返ってくることである〔出典:心掛け 第一部「恩」/実践「ご利益と功徳」〕。
