教本『大自然の法則と人間の使命』
第二十七章 和合と協力の精神
凡例:金枠=原典(暗記対象・出典付き。主に『心掛け』『実踐哲学の学び(その2)』に依る)/灰枠=〔編者注〕・譬え・具体例(原典の言葉ではない)/〔出典:…〕=地の文中の典拠。教義は不変、原典は実在テキストからの引用のみ。
和合とは何か
「和合(わごう)」は形而上学の中で最も重要な概念の一つだ。
【原典】和合 『心掛け』
「和合は、修道(信仰)、学びのバロメーター」(当来佛)
「和とは、衣食足りて、礼節を知る相(姿、状態)なり」(当来佛)
── 出典:心掛け 第三部「和合」
和合とは、物心両面で均衡・調整が取れた状態、心・力・知恵などが合体した状態だ。
和合ずれ:和合が取れていない状態。夫婦の和合ずれ、家族の和合ずれ、職場の和合ずれ──これらは多くの知らせの原因となる。
事例:ある運送会社では、発足当時の朝礼の時、社長が朝、夫婦喧嘩をしてきた者を確認して、その人は一日、車に乗せなかった。この社長は、夫婦喧嘩が事故につながることを体験的に知っていた。朝の夫婦喧嘩が事故を起こす前知らせ、または夫婦喧嘩の証(さとし)として事故を起こされるのだ〔出典:実踐哲学の学び(その2)〕。
夫婦の和合ずれと交通事故につながりがあったり、夫婦の問題が経営や仕事に影響したりする。
夫婦は「四分六分」
夫婦の関係は「六分と四分が上手く行く」と当来佛は教えられた。
完全に五分五分ではない。どちらかが六分・どちらかが四分という不均衡な関係の中に、補完し合う関係の妙がある。
【原典】夫婦は四分六分 『実踐哲学の学び(その2)』
「夫婦の関係は、六分と四分が上手く行く。親子の関係は、九分と一分」(当来佛)
── 出典:実踐哲学の学び(その2)
「夫婦は反面(半面)」──互いが相手の足りない部分を補う関係。「夫婦は合作」──二人で一つの作品を作る。
理想の夫婦は「連理の枝(れんりのえだ)」「比翼の鳥(ひよくのとり)」──これは二本の木の枝が一つに結合したり、一羽の鳥に二つの翼があることを表す。
家族和合の秘訣
「家の中は、女次第」「家は女の上に立つ」と当来佛は言われた。
これは女性の役割を過小評価したものではなく、家の雰囲気・和合を左右する中心的な役割が主婦にあることを示している。
家族和合の基本となる「三合い」を、原典はこう説く。
【原典】家としての善戒 「三合い」 『善戒、禁戒』
1.励まし合い 2.許し合い 3.話し合い(助け合い) (当来佛)
── 出典:善戒、禁戒 第2章「家としての善戒」81〜82頁
家庭の外の集まり ── 職場・団体・勉強会の和合については、原典が説く「中心」と「三心力」「三芯運動」、「和合のための十カ条」「和合が出来ない原因」、会座の運営を、巻末の付録「和衆の学び ── 会の在り方」に並べた(図69)。
和合の意味と、和合ずれ、夫婦と家族の和合を、図57にまとめた。
図57の読み方
図57は四段に読む。一段目は和合とは何かで、「和合は、修道(信仰)、学びのバロメーター」「和とは、衣食足りて、礼節を知る相(姿、状態)なり」。和合とは、物心両面で均衡・調整が取れた状態である。二段目は和合ずれで、夫婦・家族・職場の和合ずれは、多くの知らせの原因となる。夫婦喧嘩をしてきた者を一日、車に乗せなかった運送会社の社長の事例がそれを示す。三段目は「夫婦の関係は、六分と四分が上手く行く。親子の関係は、九分と一分」で、棒の長さでその割合を示した。四段目は家族和合の「三合い」──「1.励まし合い 2.許し合い 3.話し合い(助け合い)」(当来佛)である〔出典:善戒、禁戒 第2章「家としての善戒」81〜82頁/心掛け 第三部「和合」/実踐哲学の学び(その2)〕。
