章27

実践書

第二十七章 和合と協力の精神

教本の対応: 教本『大自然の法則と人間の使命』第二十七章「和合と協力の精神」(図56)

和合は、修道(信仰)、学びのバロメーターである(当来佛)。家庭の外の集まり(職場・団体・勉強会)の和合は、教本では巻末の付録「和衆の学び ── 会の在り方」(図68)に並べてある。本章は、家庭の中の和合を日々に行い、その体験を書き残すための章である。

凡例: 【原典】=原文のまま・出典つき/【説法】=説法の日付と題つき/【言及】=説法と原典の関係(● 語が一致 ○ 内容が近い ◇ 説法のみの言い方 ◆ 使い方が違う)/【実践】=日々の気配りと実践(案)/【私の体験】=書き手が書く

節106 和合とは何か

教本の対応: 第二十七章「和合とは何か」・図56 一段目

【原典】「和合は、修道(信仰)、学びのバロメーター」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「和とは、衣食足りて、礼節を知る相(姿、状態)なり」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「和合とは、一般的には「仲良くする事」と考える。」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「喧嘩もしていないし、仲良くしているはずなのに、「和合しなさい」と絵姿で教えられる。」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「和合できてもできなくても、和合しようという気持ちが大切」

── 『心掛け』第三部「和合」

【説法 2026/6/15「心に休みはない?」】大自然は言う、和合するとは、仲良く(表向き)することではなく、お互いの気持ちを知り、お互いに尊重し、理解していくことではないか?

【言及】● 原典『心掛け』が「一般的には『仲良くする事』と考える」と置いたうえで「もっと違う意味を考えなくてはならない」と続ける筋と重なる。「表向き」は原典『佛の方便的教え 個人編』に3件(文脈は別)。

【説法 2026/3/30「家族の一員であることを、忘れていませんか?」】要するに、家族とは小さな喜びから、悲しみ、意見の違いや不満や怒りさえも素直に伝えることが出来る関係で、当らず触らずの関係ではない。

【言及】○ 原典の「仲良くしているはずなのに『和合しなさい』と教えられる」に近い(当たらず触らずの仲良しは和合ではない、という点)。この一文そのものは原典に見つからない。

【説法 2025/11/3「夫婦とは」】和合とは、合わす、打ち解けること。

【言及】○ 原典『心掛け』は和合を「仲良く」より深い意味(神佛・法則から見た和合)と置く。「打ち解け」は原典『心掛け』に2件。説法の定義の一文は、原典にそのままは見つからない。

【気を配る】「仲良くしているから大丈夫」「仕送りや贈り物をしているから」で済ませていないか(6/15)。
【実践】今日、家族の一人に、いま思っていること・困っていることを一言伝え、相手のそれも一言聞く。

【私の体験】

手がかりの問い: 今日、家族の誰と、何を伝え合ったか。伝えられなかったことがあれば、それは何か。

日付:   出来事:

節107 和合ずれ ── 原因は、まず自分のものの言い方にある

教本の対応: 第二十七章「和合ずれ」・運送会社の事例・図56 二段目

【原典】「和合ずれは、貧乏の種まき」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「和合ずれの「ずれ」は、食い違い、行き違い、聞き違い、勘違い、基準や標準から外れて合わないこと。」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「「わがまま」(勝手、気ままにしたい、自己中心、本能の強調、偏向)」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「難しいのは、和合ずれは神佛が合図として起こされる、原理原則で和合できないようになっている。」

── 『心掛け』第三部「和合」

【原典】「ある(有名)運送会社では、発足当時朝礼の時、社長が朝、夫婦喧嘩をしてきた者を確認して、その人は一日、車に乗せなかったという実例がある。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』

【原典】「実際は、朝の夫婦喧嘩が事故を起こす前知らせ、または、夫婦喧嘩の戒めとして、事故を起こされるのだ。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』

【原典】「お伺いを立てて、ものを言わないからだ。」

── 『佛は、かく申された2』「ご神示(誤信次)」(昭和四十八年六月・当来佛への質問「家の中で和合ズレが起き、口喧嘩が多く起きますが?」の答え)

【原典】「お伺いしても、神様の知恵を盗んで、自分が威張って言うから、もめない方がおかしい。」

── 『佛は、かく申された2』「知恵ドロボー」(昭和四十九年三月)

【説法 2026/4/12「学ばなくて、心は見えない?」】あなたは、いつものように、感情的になり相手に感情を投げてしまうのか?また反論し和合ズレをするのか?

【言及】● 「和合ズレ」(カタカナ)は原典『佛は、かく申された2』に2件(上の当来佛への質問)。説法の問いは、その答え「お伺いを立てて、ものを言わない」に通じる。

【説法 2026/1/15「トラブルは未然に防ぐことが出来る?」】また、「分かってくれている」という自分勝手(中心的)な気持ち(我知、我計)、思い込みを持っているから、家族や周囲に伝わらなかった時に、「なんで、こんなことが…」と分かってもらえない怒り(感情)が出て、和合ずれが起こる、起こっていることはないですか?

【言及】● 「我知」「我計」は原典の語(各25件・24件)。○ 原典の「ずれ」の原因「わがまま(自己中心)」に近い。

【説法 2025/12/8「生きる」意味とは】家で起こった和合ずれが、職場での争いに繋がり、職場での不正、不当が家での不和に繋がったり、実際に妻や子供の病気や非行問題等に関係するのである。

【言及】○ 原典の運送会社の事例(朝の夫婦喧嘩が事故の前知らせ)と同じ筋。説法は、家と職場の双方向と、家族の病気・非行まで広げている。

【気を配る】食い違い・行き違い・聞き違い・勘違いが起きていないか。「分かってくれているはず」という思い込みはないか(1/15)。
【実践】ものを言う前に、お伺いを立てる(ご神示)。伺って得た知恵を自分のものとして威張って言わない。体調の悪い日は和合ずれが出やすいと知り、先に一言添える(教本 第十七章の実践と同じ)。

【私の体験】

手がかりの問い: 今日、和合ずれが起きたか。その時、ものを言う前にお伺いを立てたか。立てなかったとしたら、何が先に出たか。

日付:   出来事:

節108 夫婦は「四分六分」

教本の対応: 第二十七章「夫婦は『四分六分』」・図56 三段目

【原典】「夫婦の関係は、六分と四分が上手く行く。親子の関係は、九分と一分。」

── 『實踐哲学の学び(その2)』第三章・知らせが掛かる原因「個人の欠点が原因の場合」 ──「夫の立場、妻の立場、子の立場、兄弟の立場などを弁えていない」の次の文

【説法 2025/11/11「夫婦を一人と考える?」】要するに、二人(夫婦)の事を、一人の事として考える。

【言及】○ 原典は夫婦の関係を「六分と四分」とし、「立場を弁える」ことの中に置く。「二人を一人として考える」という言い方は、原典に見つからない(説法のみ)。

【説法 2025/11/3「夫婦とは」】そして、結婚と同時に今までなかったお互いがお互いを守る「守り合う(支える、補う)」ということが大切になってくる。

【言及】◇ 「守り合」は原典に0件(説法のみの言い方)。○ 原典『心掛け』の和合の心がけ「短所は補い合う」と内容が近い(「補い合」は原典に17件)。

【気を配る】夫・妻・子・兄弟、それぞれの立場を弁えているか。完全に五分五分を求めていないか。
【実践】相手の足りない所を補う小さな行いを一つ選び、見返りを求めずに行う。

【私の体験】

手がかりの問い: 私は家族の中で、どの立場か。今日、立場を弁えられなかった場面と、補えた場面があれば書く。

日付:   出来事:

節109 家族和合の秘訣 ──「三合い」

教本の対応: 第二十七章「家族和合の秘訣」・図56 四段目

【原典】「励まし合い」

── 『善戒、禁戒』第2章「家としての善戒」「三合い」81〜82頁付近(当来佛)の一つめ

【原典】「許し合い」

── 同 二つめ

【原典】「話し合い(助け合い)」

── 同 三つめ

【原典】「許す、許し合う。大目に見る、思いやる等、相手の身になって考える。」

── 『善戒、禁戒』同章・三合いの前(当来佛)

【説法 2026/3/30「家族の一員であることを、忘れていませんか?」】昔の言葉で言うとお互いが「腹を割る」ので、言いにくいことも話し合い、家族の中で決めて納得し、助け合い、許し合い、家の進む方向を善い方向に向かうように心を一つにするのが、「和合」と言うのである。

【言及】● 「話し合い」「助け合い」「許し合い」は三合いの語。◇ 「腹を割る」は原典に0件(『佛は、かく申された2』の「腹を割いて」は鶏の喩えで別の文脈)。

【説法 2026/1/9「学びに、休みはない?」】そうして、助け合い、守り合い、励まし合いの輪(和)が広がって、人間の心が、(他人)人の「心の感情」を動かしていくのである。

【言及】● 「励まし合い」「助け合い」は三合いの語。◇ 「守り合い」は原典に0件(説法のみ)。

【説法 2026/3/31「心が生き方になる?」】皆で心から笑える「笑い」があり、時には喧嘩など心の行き違が起こったとしても、お互いが分かり合い、許し合うことが出来る、それを繰り返していくので家族の絆を作っていくのである。

【言及】● 「許し合い」は三合いの語(原典『善戒、禁戒』に3件)。○ 「心から笑える」を家族の絆の要素に置くのは、説法の言い方。「笑い」を家族和合の条件とする句は、原典に見つからない。

【気を配る】励ます・許す・話し合う、のどれかを今日一度でも行ったか。
【実践】一日一回、三合い(励まし合い・許し合い・話し合い)のどれかを、決めて行う。許す時は、相手の身になって考える。

【私の体験】

手がかりの問い: 今日の三合いのうち、行えたものはどれか。行えなかった日は、その時の自分の感情を書く。

日付:   出来事:

節110 和合するための心がけ ── 感情を出さない・相手の善い点を見る(教本は付録『和衆の学び』へ送る)

教本の対応: 第二十七章の末尾が付録「和衆の学び ── 会の在り方」(図68)へ送っている。原典の該当箇所は『心掛け』第三部「和合するためには」

【原典】「感情を出さない(マイナスの感情ばかりではない。喜怒哀楽が表に出すぎると和合できないということだ。)」

── 『心掛け』第三部「和合」「和合するためには(心がけ、行動)」の三

【原典】「相手の善い点を見る。」

── 同 五

【原典】「短所は補い合う。」

── 同 六

【原典】「他を楽にする(はたらく)。」

── 同 七

【原典】「和合は(人間は)、無条件である。妥協は条件付き。」

── 同

【説法 2026/4/12「学ばなくて、心は見えない?」】それとも、ちょっと待って、「聞かされた」のだから、何故このようなことを言われるか?「させられた」ことを冷静に考えることが出来るか?

【言及】○ 原典の「感情を出さない」と同じ方向(感情を出さず、知らせとして受け取る)。◇ 「ちょっと待って」は説法の言い方。「感情を抑え」「一呼吸」は原典に0件(第十七章の言及と同じ)。

【説法 2026/5/26「心の架け橋をかけていますか?」】そして家族であれば、気持ちが弾む、明るくなる挨拶をあなたは心掛けていますか?そして皆を笑顔にしていますか?

【言及】○ 原典の「他を楽にする(はたらく)」に近い。◇ 「笑顔」を和合の行いとして挙げる句は、原典に見つからない(原典の「笑顔」は『善戒、禁戒』『証言録』など13件で、一般にそう説く句ではない)。

【気を配る】喜怒哀楽が表に出すぎていないか。良い方の感情でも出すぎていないか。
【実践】感情が出そうな時は、ちょっと待って「何を教えられているか」を考える。一日に一つ、相手の善い点を見つけて口にする。朝夕の挨拶を、自分から、気持ちが弾むように明るく。

【私の体験】

手がかりの問い: 今日、感情が表に出た場面と、出さずに待てた場面を一つずつ書く。相手の善い点として見つけたことは何か。

日付:   出来事:

体験の書き方

体験の書き方(一件ごと): 日付/出来事(評価を入れない)/和合ずれだったか/ものを言う前にお伺いを立てたか/三合いのどれを行ったか/その後。

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